国よりも子供を守るヨッッ!の巻♪
著名な柔道選手の優先順位が大切な子供へ変化し、闘争心が無くなった為に引退を発表したヤフーニュースを食い入る様に拝見。
お気持ち心底分かります・・・。
前職の自衛官時代は、国内外問わずに長期の災害派遣参加・各種長期訓練や出張・当直などなど。
猛烈時は1ケ月以上、月の半分は不在という仕事第一の生活に同業者の主人と逢えないこともしばしば。
同居している私の両親は振り回され、家族全員が揃わないことが当たり前。
自宅を建てた時も母親が壁紙やキッチンを選ぶなど、誰の家かも分からないカオス状態においても、懲りずに仕事第一。
まさに家庭よりも国・最前線の勤務が永遠に続くと思われた時に、まさかの妊娠!!
子供が出来ないと主治医より告げられていた為、半信半疑のままに妊娠生活へ。
が!、何より仕事が中心だったので、最前線で動けない辛さとつわりと劇的な環境の変化にストレス溜まる事しきり。
しかも、永遠の親友である酒が飲めない拷問生活・・・。
出産後は産後休暇終了直後に復帰を宣言していたのに、のに、のに・・・。
40歳の初産は産後の体調の悪さは神がかり的な上に、慣れない育児に、乳児中心の生活。
同時に、これほど守りたい大切な、大切な、大切なものが世の中にあったのかと・・・。
羽をもがれた鳥よろしく、すっかりわが子中心の生活が当たり前に。
育児休暇復帰後当日は号泣した余りに、復帰初日の挨拶もままならず。
考えるのはわが子の事ばかり・・・。
復帰早々に容赦ない訓練や勤務等、今まで当たり前のようにしていた勤務をこなしながらも気づいた事。
私はこの仕事を続けられない、自らの全盛期が終わったという事、つまり第一線で戦う気持ちが全く無くなってしまった事である。
体力・気力・やる気の減退に加え、また始まる不在三昧の日々は我が子と離れる事と意味を示しており、とても耐えれる自信が無いほどにスッカリと我が子が1番になった事を悟った私。
立場上、最も前に立たなければならないのに立てない。
頂いている階級の仕事ができない以上は部下に示しがつかない。
国よりも立場よりも無条件で守りたいものが帰りを待っている。
最も好きだった仕事に職場だったなれども、どうあがいても我が子が1番という不動の優先順位は変えようがない。
迷った中での決断は退官。
この決断はやむにやまれなかったが、未だに戻りたい気持ちはあり、我が子が大きくなってある程度自立した時、電撃再入隊の道もあり密かにあきらめてはいない。
懲りない私自身であるが、長い人生においての優先順位は常に流動的であり、状況も目まぐるしく変化する。
優先順位を誤ることなく進んでいけます様に♪♪